東京大学理学系研究科量子ソフトウェア寄付講座では、量子コンピュータと、情報圧縮に役立つテンソルネットワークや情報抽出を行うサンプリング手法などの組み合わせによる新しい量子機械学習手法や量子アプリケーションの開発、大規模シミュレーションによる量子コンピュータの背後に潜む物理の理解、最先端知見の獲得を通じ、社会実装における課題の解決、および、量子ネイティブな専門人材育成を目的とした活動を行っています。
今回のワークショップでは、幅広い分野で使われている「最適化」をテーマに取り上げます。最適化は、工学、経済、科学など多岐にわたる分野で重要な役割を果たしており、日々進化しています。本ワークショップでは、古典最適化と量子最適化の両面からアプローチし、学術界および産業界の専門家をお招きして、それぞれの手法が持つ強みや課題、そして今後の可能性について議論します。最新の知見を交えながら、古典的手法と量子技術がどのように未来を切り拓くかを一緒に探ります。 また、ワークショップ実施後には本寄付講座の協賛・協力企業および東京大学の学生による量子コンピュータにおける取り組みを紹介するポスターセッションが開催されます。意見交換会も併せて開催されますので、奮ってご参加ください。
開催概要
- 日時: 2024年12月25日(水) 13:15-18:30(開場 12:45)
- ワークショップに引き続き現地でポスターセッション・意見交換会(軽食と飲み物を準備します)を行います
- 場所: ハイブリッド開催
- 東京大学本郷キャンパス理学部1号館1号館Sky Lecture Room (279講義室)
- オンライン (Zoom)
- 定員: 現地 100名、オンライン 200名
- 現地参加、オンライン参加、どちらの場合も事前の参加申し込みが必要です
- 参加費用:
- ワークショップ:無料
- 意見交換会:意見交換会参加の方は500円〜1,000円程度のご負担をお願いいたします
- 参加申し込み締切: 2024年12月19日(木) 12:00
- 申込先着順、定員に達し次第締め切ります
ワークショップの詳細および参加申し込みについては以下のページをご参照ください
https://qsw.phys.s.u-tokyo.ac.jp/workshop202412
プログラム
- 13:15-13:20 はじめに
- 13:20-14:05 中村暢達 (日本電気株式会社)
- 14:05-14:50 福島孝治 (東京大学大学院総合文化研究科)
- 休憩
- 15:15-16:00 保坂有杜 (三菱電機株式会社)
- 16:00-16:45 田中 宗 (慶應義塾大学理工学部)
- 16:45-16:50 おわりに
- 休憩
- 17:00-18:30 ポスターセッション・意見交換会 (現地)
主催
東京大学大学院理学系研究科「量子ソフトウェア」寄付講座
協賛
COI-NEXT「量子ソフトウェアとHPC・シミュレーション技術の共創によるサスティナブルAI研究拠点」
協力
東京大学大学院理学系研究科 知の物理学研究センター
お問い合わせ
東京大学大学院理学系研究科
サスティナブル量子AI研究拠点事務局「量子AI創発コンシェルジュ」
e-mail: concierge@sqai.jp